胡蝶乃夢

名前********葉佩　九龍(はばき　くろう)　【陰】    
通称********「くろちゃん」
他、詳細プロフはくーちゃんと同じ



九龍の隠された「もう一つの顔」。「学生」としてではなく、
「トレジャーハンター」として動くとき、表情も雰囲気も一変する。
闘いを楽しみ、仕事の邪魔をする者には容赦が無い。
性格は違えど二人は「一人の人間」であり、記憶も共有している。
仕事時以外にも、ふとした事でこっちの人格になることも。
いつからこの人格が出るようになったのか、本人も覚えていないようだ。

友達の呼び方は皆苗字呼び捨て。皆守だけは「甲太郎」呼び。



*詳細*
葉佩がロゼッタ協会に入る前、フリーのトレジャーハンターとして
活躍していた頃。その傍には、いつもバディを組んでいた「親友」の影があった。
性格も見た目も正反対だったが、二人は不思議と気が合い、常に一緒だった。

だがある日の仕事中、その友は、葉佩を罠から庇って死亡する。
既に両親も他界し、心の支えだった彼を失い、一度は崩壊する葉佩だったが、
「世界中のお宝をいつか二人で探そう」…彼と交わしたその約束だけが、
葉佩の壊れゆく心を繋ぎとめた。ただ、「友の死」という事実を記憶から消して。

そして…その「友人」そっくりの人格を自分の中に作り出した葉佩は、
以後「世界中の宝を見つける」その約束だけを心に残し、
それを目標に、トレジャーハンターを続ける。
誰と交わした約束か今はもう思い出せないが、
ただそれだけが彼の「生きる意味」になっているのだろう。

自覚アリ誘い受、もしくは襲い受…
余裕の笑みを浮かべて相手を翻弄する小悪魔。
くーと違って色々と積極的。


別れた人格は、寂しさの証。今は傍らにいない、影を思い続ける証。
心の中の寂しさが消えた時…今度こそ、最後まで自分と生きてくれる人を見つけた時。
二つの人格は「一つ」になる。その時は、きっともうすぐ……